2月の新刊3冊目は『ヴェルサイユ』。
BBCのドラマシリーズ『Versailles』のノベライズ版です(ちなみにこのドラマ、イギリスでは「史上最高にセクシーなドラマ」と言われているとか。すでにシーズン3まで制作されることが決定しているそうです)。
豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿を建てた〝太陽王〟ルイ14世、兄に対して屈折した思いを抱く弟のフィリップ、フィリップの妻でルイ14世の愛人でもあるアンリエット、なんとか王の寵愛を得ようと画策する宮廷の女たち……。
個性豊かな登場人物が、陰謀うずまく華やかな宮廷で人間ドラマを繰り広げます。
小説版も、スピード感のある展開でぐいぐい読ませます。
文字で読むと歴史的な背景もわかりやすく、骨太な大河ロマンとしての魅力はドラマ以上かもしれません!
(N)