書籍翻訳の現状(セミナー第1回)

おかげさまで、来年1月からの書籍翻訳セミナーには東京近辺だけでなく、遠くにお住いの方からもお申し込みをいただいています。

「聴きにいっていいですか?」と言ってくださる編集者さんも何人もいらっしゃり、みなさまのご期待に応えるものにしなくては・・・と気が引き締まる思いです。

詳しい内容が知りたいという声も多いので、ブログを通じて少しずつプログラムをご紹介していきます。

第1回目は、以下を中心に「書籍翻訳の現状」です。

1)翻訳本の流れ-著者・海外出版社・版権エージェント・日本の出版社と翻訳者の関係
2)訳者になるには?-出版社はどうやって訳者を決めているか?
3)翻訳形態-共訳になるのはどんなとき? 下訳や翻訳協力は実績になる?
4)訳者の仕事はどこまでか?-翻訳、ゲラ校正、あとがきなど
5)出版社との契約-契約書は必ず必要か?
6)書籍翻訳料はどれぐらい-買取? 印税か?
7)電子書籍の現状
8)実務翻訳と書籍翻訳の違い

たとえば、
・海外で面白い本を見つけて、ぜひ自分で訳したいと思ったら、どうすれば訳者になれる近道か?
・原書の中にわからないことがあった場合、訳者は著者に質問することができる?
・書籍翻訳では訳文をだしただけでは終わらない、では、訳者の仕事はいったいどこまで?
・あとがきが必要なのはどんなとき?
・翻訳料が買取りか印税かはどうやって決まる?

などなど……さまざまな疑問にお答えします。

ただし、こうした疑問に対する答えは一つではありません。
出版社によって作品によって、ケースバイケースです。

実際、翻訳者さんのなかには、1、2社の出版社と仕事をした条件がスタンダードだと思っていたら、別の出版社ではまったく違っていて驚いた、という経験をされた方も多いのではないでしょうか。

弊社リベルは、これまでたくさんの出版社・編集者さんと仕事をしてきました。
その経験を踏まえ、さまざまな具体例を挙げて日本における出版翻訳の現状を俯瞰的にお伝えしたいと思っています。

(Y)