今月の新刊7冊目(2017年10月)

united states of america 『人を操る説得術』

タイトルから、会社のプレゼンでどうやったら上司や同僚を説得できるか……という場面を想像するかもしれませんが、本書は単なるビジネス本ではありません。

パンローリング刊

パンローリング刊

冒頭はたとえば、こんな感じです。

「幸運のこびと」について考えてみてほしい。考えてくれただろうか。よろしい。それでは、直感で1から10までのうちの数字をひとつ挙げてほしい。いますぐ! 最初に思い浮かんだ数字から変えないこと。あなたはどの数字を思い浮かべているだろうか。絶対とは言えないが、おそらく「7」を思い浮かべているのではないだろうか……。

どうですか?
「7」を思い浮かべませんでしたか?
(なぜそうなるかというつづきは本書で……)

私たちは、その都度、自分で考えて判断しているつもりでも、じつはいろいろなことに影響を受けています。ときには相手にコントロールされていることも……。
本書では、心理学にもとずき、日常生活での具体例を挙げて丁寧に説明してくれます。

ここで紹介されている7ステップを読むと、一見矛盾してみえる自分の行動や他人の行動の原因に気づかされ、はっとすること間違いなし。

家族、友人、恋人、上司や同僚との人間関係にとっても、絶対に役に立つ一冊です!

(Y)