「韓国」からのレポートをもちまして、第三弾も終わりです。
昨年5、6月に第一弾、さらに8月末から10月頭にかけて第二弾と続けてきたこのレポート、第三弾も同じ執筆者のみなさまにお願いしたところ、多くの方が引き受けてくださいました。
なかには、現在は日本に一時帰国されている方、あるいは今回は時間的に難しいという方もいらっしゃいましたが、それでも情報を集めてレポートしてくださったり、代わりに知り合いの方を紹介してくださったり……。
おかげさまで、第三弾も第二弾までとまったく同じ26か国27地域からのレポートをお届けすることができました。
ご協力くださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。
変異株が猛威を振るい、新規感染者がほぼゼロの日が続いてコロナ禍が終息したかに見えた国でもまた状況が悪化し、一方でワクチン接種が始まり……と、新型コロナウイルスをめぐる状況は、昨年末以降も、世界各国で変化がありました。
ロックダウンがようやく解除されて店舗や学校が以前のように再開している地域もあれば、いままさに感染のピークにあると思われる国、国内の経済格差の問題がますます深刻化している国もあります。
ワクチンについても国によってさまざまなようです。
そういった違いがある反面、今回のレポートを読み、コロナ禍はまだ終息していないこと、今後もけっして油断できないこと、各国政府がワクチン接種を進めていること、それらは世界共通だということもよくわかりました。
ここ1週間ぐらい、今回のレポートを開始したころにはさほど話題になっていなかったインド型変異株(デルタ株)やデルタプラスによって、いったん落ち着いていた感染者数が急増している国のニュースをよく耳にします。
日本も、多くの都市で緊急事態宣言が解除されたり、ワクチン接種が加速していたりするものの、オリンピックを目前に控えている東京でまた感染者数が上昇し、まったく予断を許さない状況です。
それでも、今回のレポートを通じて、コロナ禍での不安や規制や窮屈さのなかにありながら、今後に希望を抱きながら生き生きと日常を送っていこうとする各国の人々の様子や姿勢が伝わってきたのではないでしょうか。
世界じゅうの人たちが希望とともに闘いつづければ、必ず「コロナ」に打ち勝つことができる――そう信じながら、次回こそ終息レポートをお送りしたいと思っています。
株式会社リベル