全世界での累計発行数が1億部といわれているスウェーデンミステリ『ミレニアム』。
この小説の主人公ミカエルやリスベットが住んでいるのも、ミカエルが働いている雑誌『ミレニアム』の編集部があるのも、ストックホルムのセーデルマルム島です。
私が宿泊したホテルは偶然にもこのセーデルマルムにありました。
すぐ近くの市立博物館のウインドーには、市が主催するミレニアムツアーのポスターが。
そこで小説冒頭の地図を頼りに、私もミレニアムツアーをしてみました。
まずミレニアムの編集部があるのは、スウェーデンでももっともオシャレな通りといわれているヨート通りの坂の途中。まわりにはカフェやブティックが並んでいます。
路地に入ると、こんなレコード屋さんも……。
そこから5分ぐらいのところ、小高い丘の上にリスベットが大金持ちになってから引っ越してきたというフィスカル通りがありました。ここから見えた夕焼け空と海の風景は忘れられません。
ミカエルが住んでいるのは、セーデルマルムの中でももう少しダウンタウン。行き止まりに教会の尖塔が見える閑静な地域で、いかにも業界人が住んでいそう。
最後に、リスベットが最初に住んでいたルンダ通りは、セーデルマルムでもかなりはずれ。実際に、スウェーデン映画「ミレニアム」ではこの通りのアパートがロケに使われていました。
今年は、スウェーデンをはじめ、各国で『ミレニアム』第5巻が刊行される予定です。
5巻めではストックホルムのどこが舞台になるのか、いまから楽しみです。
(Y)