5月とはいえ、すっかり初夏の陽気ですが、この季節にぴったりの本が刊行されました。
表紙の緑がさわやかな『樹木たちの知られざる生活』です。
ドイツで長年、森林の管理に携わっていた著者が、樹木の秘密を教えてくれます。
木々はただ大きく成長し、葉を茂らせるだけではありません。
樹木どうしが互いにコミュニケーションをとりあい、助け合い、ときには縄張り争いをすることも。
音に反応し、数を数え、そして、じつは長い時間をかけて自ら移動する……。
そう、まさしく人間のように「生きている」のです。
ドイツで70万部売れ、34カ国に翻訳されているネイチャーノンフィクション。
これを読むと、周りの木々がこれまでとは違って見えるのではないでしょうか。
(Y)