【新連載】 真夜中食堂――翻訳家が世界の料理をつくってみた

プロローグ――ようこそ真夜中食堂へ

リベルには大きなキッチンがある。

仕事の合間に気分転換をしたいとき、
定時をすぎてビールの時間になったとき、
そしてなにより、大切なお客さんをお迎えしたとき、
デスクを離れてキッチンに向かう。

「さて、今日は何をつくろう……?」

まず、冷蔵庫を開けて食材をチェックする。
そうだ、残りものパクチーとルッコラがある。マッシュルームもある。
簡単にサラダでもつくって、ペールエールを開けよう。
つくりおきしておいた、ピーマンのオリーブオイル漬けもある。

キッチンで本気になるのは、たいてい夜だ。

ようこそ、真夜中食堂へ。

パクチーサラダ

パクチー(香菜)サラダ(2~3人前)

【材料】
パクチー(香菜) 1束
ルッコラ 1束
ラディッシュ 1本
マッシュルーム 1~2個(新鮮なもの)
カシューナッツ(またはピーナッツ) 適宜

【ドレッシングの材料】
オリーブオイル 大さじ1
レモン汁 大さじ1
ナンプラー 大さじ1弱
スイートチリソース 大さじ1

1.パクチーとルッコラを4~5センチに切る。
2.ラディッシュとマッシュルームを薄切りにする。
3.カシューナッツ(ピーナッツ)は軽く炒って冷ましておく。
4.パクチー、ルッコラ、ラディッシュ、マッシュルームをボウルに入れ、軽く混ぜる。
5.ドレッシングの材料をよく混ぜ、味を見ながら適量を4と合わせる。
6.器に盛り、カシューナッツを散らす。

【シェフからひとこと】
どこかで見た写真の記憶をたよりにつくってみました。ルッコラを使わずパクチーを倍量にすると、エスニック度が上がります。余ったドレッシングはどんな料理とも合います(バゲットにつけて食べてもおいしいです)。ピーマンのオイル漬けのレシピは、いずれまた。

※ 「真夜中食堂」は不定期連載です。

(シェフP、ときどき翻訳家)