書籍翻訳セミナー

”リベル書籍翻訳セミナー2015 ノンフィクション編”(※終了しました)

今回もまた特別講師として、ノンフィクション翻訳本の出版社の編集者、第一線でご活躍の翻訳家、そして版権エージェントの担当者にご登壇いただきます。「出版の現場から」の回では、毎回2 社の編集者さんに対話形式でお話しいただきます。「翻訳の現場から」では、各翻訳家の方に体験談や現場でのエピソードをお聞きするとともに、訳例などを挙げながら具体的にアドバイスしていただく予定です(全8回)。

第 1 回 09/06(日) 特別講師 タトル・モリ エイジェンシー 玉置真波氏
第 2 回 09/20(日) 特別講師 NHK出版 松島倫明氏 & 飛鳥新社 品川亮氏
第 3 回 10/04(日) 特別講師 翻訳家 田内志文氏
第 4 回 10/11(日) 特別講師 日経BP社 中川ヒロミ氏 & CCC メディアハウス 土居悦子氏
第 5 回 11/01(日) 特別講師 翻訳家 斉藤隆央氏
第 6 回 11/15(日) 特別講師 サンマーク出版 武田伊智朗氏 & 大和書房 長谷川恵子氏
第 7 回 11/29(日) 特別講師 翻訳家 井口耕二氏
第 8 回 12/13(日) 講師   株式会社リベル

詳しくは弊社ホームページをご覧ください→ http://liber-ltd.com/
お問い合わせ→ CONTACT


“リベル書籍翻訳セミナー2015 フィクション編”(※終了しました)

弊社(株)リベルは、多言語の書籍翻訳会社としてこれまで400点以上の書籍を翻訳してまいりました。また2007、2008年には書籍翻訳セミナーを開催し、受講者のなかにはその後、書籍翻訳者としてデビューした方も大勢います。このたび2015年1月から、出版社・翻訳家・エージェントの方々を特別講師にお招きし、新たにセミナーを開催することにいたしました。フィクション編を皮切りに、今後、ノンフィクション、児童書編などを予定しています。ぜひご参加ください(全8回)。

第 1 回 01/18 書籍翻訳の現状
第 2 回 02/01 特別講師 早川書房 山口晶氏
第 3 回 02/15 特別講師 河出書房新社 田中優子氏
第 4 回 03/01 リーディングと企画持ち込みのコツ
第 5 回 03/15 特別講師 フリー編集者 小都一郎氏
第 6 回 03/29 特別講師 文芸翻訳家 越前敏弥氏
第 7 回 04/12 特別講師 イタリア語翻訳家 関口英子氏/スペイン語・英語翻訳家 宮﨑真紀氏
第 8 回 04/26 トライアルのコツ


 

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コロナ終息に向けて:各国レポート「最終回」を終えて

「ポーランド」からのレポートをもちまして、この各国レポート最終回を終わらせていただきます。

2020年1月30日、新型コロナウイルス感染症について、世界保健機関(WHO)は、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。さらに世界的な感染拡大を受けて、3月11日には新型コロナウイルス感染症をパンデミック(世界的な大流行)とみなすと発表しました。
日本も例外ではなく、同年4月には全都道府県を対象に緊急事態宣言が出され、外出自粛を余儀なくされました。

この「各国レポート」の第一弾が始まったのは、その翌月の2020年5月のことです。
日本が第二波に見舞われていた2020年8月から10月に第二弾を、変異株が広がりを見せ、ワクチン接種が進められた2021年5月から6月には第三弾をお届けしました。
その後、日本では東京オリンピックが無観客で開催され、世界中でまた新たな変異株が猛威をふるい、コロナが終息したとはいえない状況が続き、2022年4月の第四弾へと続きます。

そして2023年5月5日、WHOはようやく、新型コロナの緊急事態宣言の終了を発表しました。もちろん、新型コロナウイルスそのものが消えたわけではなく、現在も感染者数はかなり多く、重症化される方もいらっしゃいます。いまもなお後遺症に苦しんでいる方も多くおられます。

それでも、社会全体を見ると、日本では、旅行や行楽地に出かける人がコロナ前とほぼ同じ数に戻りつつあり、この夏は、各地でさまざまなお祭りが4年ぶりに通常開催されるというニュースをよく耳にするようになりました。

一方で、ようやくコロナ前の生活に戻ったとはいえ、コロナ前と後では、暮らし方や働き方に明らかな変化が起きています。誰にとってもここ数年のコロナによる影響はけっして小さいものではありませんでした。

そこで、今回も前回までの執筆者さんに、各国の現在の様子、そして、コロナ前といまとでは何が変わったかについて、「最終レポート」として書いていただきました。

最終回もたくさんの方のご協力のもとに、24か国から24本のレポートが届きました。

今回のレポートを読んでみると、現在、どこの国でも規制はほぼ全面的になくなり、旅行や外食やショッピングをようやく以前のように楽しめるようになったという人々の解放感と前向きな様子が伝わってきます。

同時に、リモートワークやデリバリーフードの普及といったコロナ以前には見られなかった働き方や食習慣が定着したことや、他者とのかかわり方や距離感の変化について書いているレポートも多くありました。国によっては教育の遅れ、デジタル依存、教育格差、シニアの施設の問題など、コロナ禍がとりわけ社会の弱い人たちに与えた影響が今後の課題としてとりあげられていました。

ここ数年間、日本ではコロナに関する海外の映像をニュースで見ることはありましたが、このように同じ国から定期的に、さらに一市民の立場から人々の様子を伝えるというレポートは、とても貴重なものだったのではないかと思います。

第一弾から最終回まで、執筆をお引き受けいただいたすべての方に心から感謝いたします。
またこのブログを読んでくださった方々、ありがとうございました。
ときに寄せられる皆さまの感想に励まされ、第五弾まで続けることができました。

「この数年で、コロナにかかわらず、人類を危機にさらす想定外の出来事がこれから先も発生する可能性があること、またその危機は予告なしにいつでも誰にでもやってくることを実感しました」。これは、今回のモザンビークからのレポートに書かれていた一文です。

まさに、そのとおりだと思います。

コロナだけではありません。
21世紀を生きる私たちの前には、地球温暖化をはじめ、地球規模で考え、人類全体で解決していかなければいけない問題が立ちはだかっています。

いつかまたそういった問題について、各国からの貴重なレポートをお届けできればと考えています。

2023年8月 猛暑の続く東京にて
株式会社リベル

  1. コロナ終息に向けて:各国レポート最終回(24)ポーランド コメントを残す
  2. コロナ終息に向けて:各国レポート最終回(23)マレーシア コメントを残す
  3. コロナ終息に向けて:各国レポート最終回(22)オーストラリア コメントを残す
  4. コロナ終息に向けて:各国レポート最終回(21)韓国 コメントを残す
  5. コロナ終息に向けて:各国レポート最終回(20)チェコ共和国 コメントを残す
  6. コロナ終息に向けて:各国レポート最終回(19)バングラデシュ コメントを残す
  7. コロナ終息に向けて:各国レポート最終回(18)オランダ コメントを残す
  8. コロナ終息に向けて:各国レポート最終回(17)ネパール コメントを残す
  9. コロナ終息に向けて:各国レポート最終回(16)アイルランド コメントを残す