2015年も今日で終わりです。
いやあ、あっという間の一年でした。
年賀状作成のために、弊社が翻訳を手がけ今年刊行された作品を並べてみたら85点。
一点一点いろいろなことがありましたが、おかげさまでどれも無事、素敵な本になりました。
翻訳者、編集者、版元の方々、書店さん……そして読者の皆さまに感謝です。
原稿やゲラに追われながら、今年は書籍翻訳セミナーも開催しました。
12月13日、「ノンフィクション編」の最終回は、染田屋茂さんにお話を伺いました。
染田屋さんは、早川書房の編集者を経て、フリーの翻訳家として英語のミステリーなど10年間で数十作品を翻訳。その後、朝日新聞社、武田ランダムハウスジャパン、KADOKAWAで翻訳本の編集を手がけられ、いわば翻訳出版業界の重鎮といえる存在。
今年4月にフリーになられてからは、弊社のリライトやトライアル審査なども手伝ってくださっています。
通算30年以上翻訳出版の仕事に携わっていらっしゃる染田屋さんからのアドバイスは、最終回にふさわしく重みがあり、受講生の方々も大きくうなずいていらっしゃいました。
1月から4月まで「フィクション編」8回、そして9月から12月まで「ノンフィクション編」8回の書籍翻訳セミナー、皆さまのご協力のもとに無事終了いたしました。
特別講師は、第一線でご活躍の翻訳家、編集者、版権エージェントの方々。
講師をお願いした方全員が快く引き受けてくださったことは、弊社にとって大きな喜びであり、誇りにもなりました。
日ごろの打ち合わせの場では聞けない本音やエピソード、翻訳本にかける一人ひとりの情熱……どの講師のお話も、刺激的で学ぶことがたくさんありました。
本当にありがとうございました。
おかげさまで、リベルならではのユニークなセミナーになりました。
会場準備やテープ起こしを手伝ってくださったり、ブログやツイッターで弊社セミナーを紹介してくださった方々、聴講してくださった編集者の方々にもお礼を申し上げます。
そしてなにより、貴重な日曜の午後、セミナーに足を運んでくださった受講者の皆さまに心より感謝いたします。
なかには、金沢、新潟、関西方面から通ってくださった方も……。
皆さまが毎回、アンケートに活発な意見や質問を書いてくださることで、セミナー内容をさらに充実させることができました。
また、トライアルや課題にも積極的にご参加いただきました。
翻訳やリーディングの仕事をすでに依頼した方もたくさんいらっしゃいます(フィクション編・ノンフィクション編合わせて8~9名が弊社を通じて書籍翻訳デビューを果たされる予定です)。
まだ「ノンフィクション編」の課題添削が残っていますが、弊社にとっても優秀な翻訳者さんたちとの出会いの場となりました。
そして、来年……。
今回の書籍翻訳セミナー受講者からの感想などをもとに、新たに「リベルならでは」の企画を考えております。
来年も、刺激的な年、さらなる素敵な出会いの年になりますように。
そして、うちのスタッフたち、健康管理にだけは気をつけてね!
(Y)