今月の新刊(2016年7月) 6冊目

アメリカ 『喰い尽くされるアフリカ――欧米の資源略奪システムを中国が乗っ取る日』

集英社刊

集英社刊

アフリカには石油やダイヤモンドといった資源がたくさんある。
資源の開発もどんどん進められている。
それなのになぜ、いまでもアフリカの国々は貧困に苦しんでいるのか?

以前は欧米が略奪していた資源をめぐる利益はいまや中国の手に……。
中国企業の巧妙な手口がリアルに明かされています。
アフリカの問題を考えるうえでも、中国という国を知るうえでもとても興味深い一冊です。

著者は、ファイナンシャル・タイムズ紙の記者として長くアフリカに住み、足で取材を重ね、本書でアメリカ海外記者クラブ賞を受賞したそうです。

(Y)

ドコノコがやってきた。

ここのところ仕事でよくお世話になっている東京糸井重里事務所のスタッフの方が、「ドコノコ」の宣伝のためにチラシをもって弊社に来社されました。今日は、「ほぼ日乗組員がドコノコのチラシを置きに行く日」なのだそうです(←リベルも登場しています!)。

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ドコノコのチラシの束

ドコノコ、はじまりました。
https://www.dokonoko.jp/

ドコノコのチラシ

ドコノコのチラシ

犬や猫を飼ってらっしゃるみなさん、必見ですよー!

(S)

スロベニア&カザフスタンからの到来物

 中央ヨーロッパに位置するスロベニア共和国。「ヨーロッパの緑の宝」とも称されるスロベニアからやってきたお客さまから、スロベニアの塩と、カザフスタンのチョコレートをいただきました。

伝統的な製法でつくられた塩が、円筒形の入れ物に入っています。すべて手作業でつくるのだそうです。パッケージの文字はすべてスロベニア語で書かれています。

スロベニアの塩

スロベニアの塩

カザフスタン_2 スロベニアからのお客さまが、なぜカザフスタンのチョコレートを!?
じつは最近、身近な方が国連監視団の一員としてカザフスタンに行かれたのだそうです。

カザフスタンのチョコレート

カザフスタンのチョコレート

どちらもたいへんおいしくいただきました。
ごちそうさまでした。

(S)

作文コンクール課題図書

PHP研究所刊

PHP研究所刊

リベルが翻訳にかかわった『テオの「ありがとう」ノート』が、SAPIX小学部 第20回 さぴあ作文コンクール(2016年)の課題図書に選ばれ、たくさんの小学生が読んでくれているそうです。

体が不自由なせいで、みんなより多く「ありがとう」と言うことに嫌気がさした十二歳のテオ。そこで、ひとりでできることを増やし、さらに、「ありがとう」を「もらった数」をノートに書き留めることに…。

著者のクロディーヌ・ル・グイック=プリエトはフランスの児童文学作家。日本でも暮らしたことがあるそうです。

図書館や書店でみかけたら、ぜひお手にとってみてください。

(S)

今月の新刊(2016年7月)5冊目

 『ミルク殺人と憂鬱な夏――中年警部クルフティンガー』

「中年警部クルフティンガー」シリーズの第1作目。
ドイツではすでに8作目まで刊行され、テレビドラマ化もされた大人気シリーズです。

早川書房刊 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

早川書房刊 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

不器用、迂闊、恐妻家! それでも事件は解決します!
主人公のクルフティンガーは、まさにこの本の帯にあるとおりの人物です。

周囲にのせられ音楽隊で大太鼓の練習にはげみ、「ぽっこり腹」を少し気にしながらも週1回、妻がつくったタマネギたっぷりのケーゼシュペッツレ(ドイツのチーズパスタ)を食べるのを何よりも楽しみにしている。

そんな彼の住む小さな町で殺人事件が起こり……

人間みあふれる、愛すべき中年警部の活躍をお見逃しなく!
ミルク色と牧草色のカバーが目印です。

(N)

今月の新刊(2016年7月)4冊目

 『MONUMENTAL 世界のすごい建築』

フランスのデザイナーとイラストレーターのユニットによる、世界じゅうの「すごい」建築物を集めた絵本です。
合計178の建物が紹介されていますが、「すごい」といってもその基準はさまざま。

ポプラ社刊

ポプラ社刊

美しいモスクや、世界一高いタワーもあれば、とてつもなく巨大な記念碑、不思議な形のビル、実用性を無視しているとしか思えない病院も……。

日本からは、東京スカイツリー、今治市伊東豊雄建築ミュージアム、四天王寺がノミネートされています。

世界には、見たことのない建築物がまだまだたくさん!
本を片手に、「すごい」建物を訪ねる旅に出たくなります。

(S)

沖縄からの到来物

 宮古島からマンゴーが送られてきました。
アーウィンという種類の完熟マンゴー。
顔を近づけると甘い匂いが……

宮古島産アーウィン・マンゴー

さっそくいただきました。
マンゴーってこんな美味しいものだったの!!

東京はまだ梅雨が明けませんが、沖縄の青い空と海から「暑い夏」がやってきました。
ごちそうさまでした。

(Y)

今月の新刊(2016年7月) 3冊目

 『NASA式 最強の健康法――「座りすぎ」をやめると、脳と身体が変わる』

つい先日、宇宙飛行士の大西卓哉さんを乗せたソユーズが打ち上げられましたが、宇宙では地球の10倍以上のスピードで身体が「老化」してしまうのをご存じでしょうか?

これは、宇宙の「無重力」が原因だそうです。

この宇宙飛行士の経験を踏まえて、NASAの研究員だった著者が、地球でも椅子に「座りっぱなし」がいかに健康に悪いか、ではどうすればいいのかを具体的に教えてくれます。

ポプラ社刊

ポプラ社刊 (ポプラ新書)

毎日パソコンの前で生活しているような「翻訳者」たちには耳の痛い話ばかり。
これを読めば、あなたも30分に1度は立ち上がりたくなるはず!

以下のブログでも絶賛されています。
マインドマップ的読書感想文 (クリックすると別サイトの記事が開きます)

 (Y)

詩人の手

少し前に、谷川俊太郎さんが登壇されるイベントに行ってきました。

第一詩集『20億光年の孤独』の刊行が1952年。
それから60年以上も詩人として活躍されています。

からだを鍛えていらっしゃるのか、小柄ながら筋肉質で、とても軽快な印象を受けました。
びっくりしたのは、「ここ何年かは一日一食で暮らしています」とおっしゃられたこと。「ときどき間食もしますけどね」と、笑っておられましたが。

ちなみに谷川さんは、昔からパソコン(もっと前はワードプロセッサー)を使って詩を書いているそうです。詩人というのは万年筆か鉛筆で詩を書くものだと思い込んでいたので、ちょっと意外でした。

谷川俊太郎『一時停止』

谷川俊太郎 『一時停止』

会場では、詩集や絵本ではなく、あえて未読のエッセイ集を購入。

谷川さんのサイン

谷川さんのサイン

サインをいただき、握手をお願いしてみると……
詩人の手は、がっしりとしているのに、とてもふくよかでした。

(S)

二次募集のお知らせ

すっかり夏らしくなってきましたが、
みなさまにおかれましてはお元気におすごしのことと存じます。

さてこのたび、染田屋茂の書籍翻訳ワークショップ 《フィクション編》にわずかながら欠員が出たため、二次募集をすることになりました。

翻訳本の編集者として、また翻訳家として長年の経験をもつ染田屋氏と ともに、書籍翻訳の全プロセス(翻訳、推敲、校正など)を実践的に学べるワークショップです。翻訳について徹底的に学べま す。

実際に日本の出版社からの刊行が決まっているミステリ短編集を分担して翻訳します。短編集の共訳者になるチャンスです。この機会にぜひご検討ください。

染田屋茂の書籍翻訳ワークショップ 《フィクション編》
二次募集要項
募集開始:2016年7月10日(日)
募集要項:二次募集要項(PDFファイルです)
申込み: お申し込みフォーム
スキルチェック提出締切:2016年7月30日(月)22時

ご不明点などございましたら、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

(S)