「実地に勝る勉強なし」
これは、昨年のワークショップ終了後の受講者アンケートに書かれていた言葉です。
こんなことを書いてくださった方もいました。
「既存の翻訳講座がプールの水泳訓練だとしたら、今回のワークショップは海での遠泳のようなものでした」
昨年のワークショップ 《ノンフィクション編》 では、300ページの原書を6人が50ページずつ担当しました。 最初の締切までに原書50ページ分を訳す。これが遠泳の始まりです。
担当回では、自分の訳文が俎上にのり、講師・リベルスタッフ・受講者たちから、誤訳から翻訳の癖、表記にいたるまで徹底的に指摘を受けます。
それを踏まえて、訳文全体をブラッシュアップして再提出。講師がそこにまたコメントをいれて戻します。それを何度か繰り返して、最終締切までに自分なりの完成訳にもっていきます。
ゲラになった段階で自分の担当分に実際に朱をいれ、ゲラ校正の注意点について具体的に学びます。
最終回は、作品が実際に刊行された直後に行なわれました。みんなで、できあがった書籍を手にとりながらの総括。その後、一人一人個別に講師と面談という形でアドバイスを受けました
こうした過程で受講者の方々の翻訳スキルは確実にアップしたと思います。 実際、現在のところ、受講者のほとんどの方に別々の書籍翻訳をお願いしています。 4人にとっては、それが初の訳書になるそうです。
今年も、ワークショップ 《ノンフィクション編》 を開催いたします。 募集要項はこちらです(クリックするとPDFが開きます)(最後に昨年の受講者全員の声も載っています)。
ぜひご応募ください。
(Y)