今月の新刊(2016年8月) 2冊目

アルゼンチン アルゼンチンのミステリ『ラスト・ウェイ・アウト』

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デット・マッケイは自分の頭に向けて銃をかまえた。引き金に指をかけた瞬間、玄関の扉を激しく叩く音がして、リンチと名乗る見知らぬ男が部屋に入ってくる……

訳者あとがきには、
「混沌の果てに迎える第2部の最初の1行があまりに衝撃的だ」と書かれ、

なぜか、第3部の冒頭に登場人物紹介が……

帯と裏表紙には
「あらゆる解釈を裏切る展開」
「世界が揺れる」
「異様なるイメージ」
「南米発の奇書」
といった言葉が並んでいます。

ラスト・ウェイ・アウト=最終出口はいったいどこにある?

いまだかつてないミステリーを求めている人、必読です!

おしゃれな装丁、そして帯をとると、そこにも……

(Y)

今月の新刊(2016年8月) 1冊目

イギリス 『ビジネス・フォー・パンクス ルールを破り熱狂を生むマーケティング』

2007年に約300万円で創業し、わずか7年で売上70億円を超える急成長を遂げたイギリスのクラフトビール会社 BrewDog(ブリュードッグ)の秘密は?

日経BP社

日経BP社刊

創業者はジェームズ、マーティン、そして1匹の犬。その経営の根幹は“パンクの哲学”にあります。

・始めるのはビジネスじゃない。革命戦争だ
・人の話は聞くな。アドバイスは無視しろ
・事業計画なんか時間の無駄だ
・嫌われ者になれ
・永遠に青二才でいろ
・すべてがマーケティングだ
・顧客ではなく、ファンをつくれ

なんともパンクな経営哲学です。
先週木曜日には、日本語版の出版を祝って BrewDog Roppongi で特別イベントが開催されました。リベルからも訳者とスタッフがうかがい、おいしいクラフトビールと料理を堪能してきました。

Brewdog Roppongi

日本語版刊行記念イベント

日本語版は Amazon.co.jp で予約受付中です。
もうすぐ書店にも並びますので、見かけたらぜひお手にとってみてください。

ちなみにブリュードッグの最初の一杯としてはお勧めなのは”Punk IPA“。本を片手にぜひお試しあれ!

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(S)

訳文ブラッシュアップ講座

みなさま、お盆はお休みされましたでしょうか。
昨今、お盆も平常営業の出版社さんが多く、リベルもお盆休み明けに納品する仕事に追われておりました。

さて、昨年のセミナーのアンケートで最もご要望の多かった「訳文ブラッシュアップ講座」、ついに開講です!

英語フィクション/ノンフィクション、仏語フィクション/ノンフィクションの4コース。地方在住者にも受講していただけるよう、通信講座です。

この講座では、A4で2枚弱の課題を訳して提出していただき、「日本語としてわかりにくいところ」や「不要な言葉」などを徹底的に指摘します。

受講者には指摘部分を直した訳文を再提出してもらい、もう1回添削。修正がOKかどうか、さらに細かい文章表現などをリライトしてお戻しします。

1回目の添削で、訳文の問題点や弱点を知り、それを自分の力でまず修正する。そして、2回目の添削では、もっと的確な直し方があることや、書籍として自然な表現についてさらに学べます。

どんな翻訳者にとっても、最初から完璧な訳文をつくるのは難しいものです。書籍翻訳の現場では、編集者や校正者からの指摘箇所をいかに的確に修正できるかが、翻訳の品質を左右します。

また、どんな翻訳者の訳文にも、その人ならではの優れたところがあります。あらかじめ用意した唯一の訳例をお手本にしてもらうのではなく、翻訳者の個性を生かし、しかも書籍に通用する訳文を一人ひとりつくりあげていきます。

そのために2回の添削という形をとることにしました。
課題は、各コース、5つの中から3つ選べます。
各課題2回×3=計6回の添削です。

書籍に通用すると判断した受講者には、弊社からどんどん翻訳やリーディングを依頼する予定です! 詳しくは以下をご参照ください。

◆ 募集期間: 2016 年 8 月 13日(土)~ 9 月 12 日(月)
◆ 募集要項: 募集要項(PDFファイル/添削サンプル付き)
◆ お申し込み: お申し込みフォーム

弊社ホームページ(トップページ)で随時情報を更新しています。

(Y)

夏休みの宿題

リベルには、いろいろな人が訪ねてきます。
翻訳者、編集者、外国人、大学教授、大使館の方…、ときにはアナウンサーやタカラジェンヌが来ることも。

そして今日の到来者は、女子高生のTさん。

彼女が通っている都内の私立女子高では、1年生の夏休みに「憧れの仕事をしている人に取材をしてレポートを書く」という宿題があるそうです。
わたしの訳書『タラ・ダンカン』シリーズの大ファンのTさんは、訳者に会いにいこうと、ネットで調べて、ある日オフィスに電話をくれたのです。

セーラー服姿の可憐なTさんの最初の質問は、
「翻訳という仕事の魅力はなんですか?」

おっと、いきなりど真ん中に直球が来ました。

うーん。
毎日、翻訳は大変だとか、報われないとか、ぶつぶつ言っていて、そういえば、翻訳の魅力について久しく考えたことがなかったなあ・・・
3秒後。
「まずは、外国と日本の懸け橋になれるっていうスケールの大きさかな」
「2つ目は、自分の言葉で表現する《アーティスト》でありながら、原文を忠実に再現する《職人》でもなければならないこと」
「最後は、性別・年齢に関係なく、できあがった原稿だけで評価してもらえること」

Tさん、目をきらきら輝かせながらメモをします。

それから質問は、タラ・ダンカンの翻訳のことに…。
なんでもTさんは、中学1年生のときにタラ・ダンカンを読んで初めて本の面白さを知ったとか。
12巻上下で計24冊をあっという間に読破。
「X巻の上」とか言われただけで、表紙の絵、裏表紙の紋章、帯のコピーまで全部言えるんだそうです。

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タラ・ダンカン (1~6巻)

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タラ・ダンカン (7~12巻)

このシリーズ、12年かかって昨年ようやく完結しました。
翻訳した量は400字原稿用紙にして1万枚以上。
実にいろいろなことがありましたが、完結して1年経ってからもこんなコアなファンが訪ねてきてくれるとは!

「数か月後に進路を決めなきゃならなくて、これまでは理系の科目のほうが得意だったんですけど、翻訳家になれるなら文系もいいかなと思いはじめています」というTさん。

書籍翻訳をしていてよかった…と思える一日でした。

(Y)

パリからの到来物

 パリのお土産をいただきました。

フランスの代表的なティーブランド、マリアージュフレールのその名も“Sexy Tea”(なぜか英語!)。
パッケージにはフランス語で「赤い実の誘惑的な香り」とあります。
なるほど、紅茶のなかに贅沢にいろいろな実らしきものが……

きれいなハーブ入り

その名も "Sexy Tea"

その名も “Sexy Tea”

もう一つは、マドモワゼル・ドゥ・マルゴーのチョコレート。
マルゴーはフランスでも有数のワイン村。
長い小枝みたいなチョコはSermant de Médoc(メドックのブドウ蔓)というシリーズで、いただいたのはそのフランボワーズ味です。

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Mademoiselle de Margaux

両方とも、なんとも華やかで上品な味わい……
しばしのお茶の時間、気分はすっかりフランスの貴婦人です。
Merci beacoup!

(Y)