25年目に明かされる真実!
ツイン・ピークスのすべてがわかる
2017年7月から新シーズンの放送が始まったツイン・ピークス。
事件関係者の証言や新聞記事を網羅した、すべての謎を解く鍵となる一冊が刊行されました。新旧シーズンをつなぐ、『ツイン・ピークス』ファン必読の書です。
装丁も本文もじつに美しい本です。
ぜひお手にとってみてください。
(P)
世界最長のSFシリーズ〈宇宙英雄ローダン〉、
新プロジェクト〈ローダンNEO〉が日本刊行開始!
1961年にドイツで刊行が開始された世界最長のスペースオペラ小説シリーズ〈宇宙英雄ローダン〉をご存じでしょうか。ドイツではすでに2900巻(!)を超えていて、今でも刊行が続いています。
日本語版は1971年に刊行が始まり、2017年7月時点で549巻を数えています。じつに息の長いシリーズです。
〈ローダンNEO〉は、〈宇宙英雄ローダン〉の50周年企画として、本国ドイツで2011年にスタートしたリブート・シリーズ。今月、その待望の日本語版が完成しました!
正直に言って、正篇よりもさらにおもしろくなっていると思います。
いまこそ、ローダン・デビューのチャンスです!
2036年、NASAのペリー・ローダン少佐は、
連絡の途絶えた月のアームストロング基地を調査するため、
《スターダスト》で月面に向かった……
(S)
捜査難航!
五里霧中!
わが家にいても波瀾万丈!
それでも事件は解決します
(負けるな、頑張れ、恐妻家警部)
昨年7月刊行の『ミルク殺人と憂鬱な夏』をお読みになって、続編の刊行を心待ちにしてくださっていた皆さま、お待たせしました!
人気シリーズ〈中年警部クルフティンガー〉の第二弾です。
今回は『大鎌殺人と収穫の秋』。
「ミルク殺人」の次は「大鎌殺人」ときました。
豊穣の秋を迎えるバイエルン地方で発生した連続殺人事件を、警部クルフティンガーが今回はどう解決するのか。それは読んでのお楽しみ。
次作からは、物語に日本人が登場するといううわさも!
(S)
世界でシリーズ累計550万部を突破した話題作が、ついに日本に上陸!
60代の作家、エレナ・グレコのもとに、長年の親友リラが失踪したという電話が入る。しかも、本人の姿がないだけではなく、まるでリラという人間などもとから存在しなかったかのように、彼女にまつわるものすべてが消えたという。
リラの家族は必死で行方を追おうとするが、エレナには、リラが自分の意思で姿を消したのだという確信があった。そしてエレナは、そんなリラに対抗するかのように、リラと自分の物語を何もかも詳細に記しはじめた……。
本好きでまじめなエレナと、ずば抜けた頭脳をもつ奔放なリラ。
戦後間もないナポリの下町を舞台に繰り広げられる、波瀾万丈な友情の物語。
イタリア、アメリカをはじめ、世界各地で大ブームを巻き起こしている「ナポリ四部作」の第一部にあたる本作では、リラとエレナの幼少期から思春期までの物語が描かれます。
著者のエレナ・フェッランテは、1943年生まれということ以外はすべて謎の作家。2016年には米TIME誌の〈世界で最も影響力のある100人〉に選ばれています。
ジュンパ・ラヒリ、ヒラリー・クリントン、グウィネス・パルトロウなど、各界の著名人も絶賛のリラとエレナの世界に、この夏、ぜひ浸りきってみてください。
(N)
いま最も話題のフランス女優、イザベル・ユペールがアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、みごとゴールデン・グローブ賞に輝いた話題の映画『ELLE』。
これは、その原作です。
50代のミシェルは、親友のアンナと番組制作会社を経営している。パリ郊外の一軒家に独り暮らしの彼女は、ある日、家に押し入ってきた覆面の男にレイプされる。直後に、「またやるぞ」というSMSが送られてきた。犯人はいったい誰なのか……。
離婚した元夫、独り立ちできない一人息子、息子の嫁(別の男とのあいだの子を産もうとしている)、何十歳も年下の男を家に連れ込んでいる高齢の母親、親友のアンナ、アンナの夫、向かいに住む夫婦……などなど、登場人物はひと癖もふた癖もありそうな人物ばかり。
こう書くと、いかにもミステリー小説のようですが、単なる犯人探しや謎解きの物語ではありません。
むしろ、犯人がわかってからの展開になんともいえない怖さが……。
映画では、イザベル・ユペール演じる主人公をはじめどの女性も不気味なほどしたたかに描かれていて、そこが面白いのですが、原作では、一人一人の登場人物とのミシェルとの関係や心理的葛藤がもっと深く丁寧に描かれている分、映画より共感をもって受け入れられるのではないでしょうか。
映画を観てから原作を読むもよし、小説を読んでから映画を観ても楽しめます!
(Y)
“タブーを破り、イスラエル本国をはじめ、
世界各国で反響を巻き起こした画期的大著、
ついに文庫化”
本書は、「聖書」と「シオニズム」に焦点を当てて、これまでの「ユダヤ人観」「ユダヤ史観」を検討しながら、「ユダヤ人の起源」を探っていきます。
その結果、一般的に広く考えられている「ユダヤ人の概念」、つまり「ユダヤ人とは歴史的に独立した単一民族である」という見方は、事実とはちがう単なる神話にすぎないという結論が導かれます。
「国家」「国民」、ときには「民族」といった概念は人間がつくりだしたものにすぎない。
そうやって都合よくつくりだされた神話を信じた人間たちがいかに争い、血を流し合ってきたか……。
著者は、現代ヨーロッパ史を専門とするテルアビブ大学の名誉教授。
イスラエル人自らがユダヤ人についての既成概念に大きな一石を投じた書として、2008年にイスラエルで刊行されるや世界中で話題になりました。
その後フランス語版や英語版がぞくぞくと出版、日本でも2010年にランダムハウス講談社から刊行されました。
7年の時を経て、待望の文庫化です。
(T)