今月の新刊6冊目(2017年7月)

germany 『大鎌殺人と収穫の秋──中年警部クルフティンガー』

捜査難航!
五里霧中!
わが家にいても波瀾万丈!
それでも事件は解決します

(負けるな、頑張れ、恐妻家警部)

早川書房刊

早川書房刊

昨年7月刊行の『ミルク殺人と憂鬱な夏』をお読みになって、続編の刊行を心待ちにしてくださっていた皆さま、お待たせしました!
人気シリーズ〈中年警部クルフティンガー〉の第二弾です。

今回は『大鎌殺人と収穫の秋』
「ミルク殺人」の次は「大鎌殺人」ときました。

豊穣の秋を迎えるバイエルン地方で発生した連続殺人事件を、警部クルフティンガーが今回はどう解決するのか。それは読んでのお楽しみ。

次作からは、物語に日本人が登場するといううわさも!

(S)

今月の新刊5冊目(2017年7月)

italia 『リラとわたし――ナポリの物語1』

世界でシリーズ累計550万部を突破した話題作が、ついに日本に上陸!

早川書房刊

早川書房刊

60代の作家、エレナ・グレコのもとに、長年の親友リラが失踪したという電話が入る。しかも、本人の姿がないだけではなく、まるでリラという人間などもとから存在しなかったかのように、彼女にまつわるものすべてが消えたという。
リラの家族は必死で行方を追おうとするが、エレナには、リラが自分の意思で姿を消したのだという確信があった。そしてエレナは、そんなリラに対抗するかのように、リラと自分の物語を何もかも詳細に記しはじめた……。

本好きでまじめなエレナと、ずば抜けた頭脳をもつ奔放なリラ。
戦後間もないナポリの下町を舞台に繰り広げられる、波瀾万丈な友情の物語。

イタリア、アメリカをはじめ、世界各地で大ブームを巻き起こしている「ナポリ四部作」の第一部にあたる本作では、リラとエレナの幼少期から思春期までの物語が描かれます。

著者のエレナ・フェッランテは、1943年生まれということ以外はすべて謎の作家。2016年には米TIME誌の〈世界で最も影響力のある100人〉に選ばれています。

ジュンパ・ラヒリ、ヒラリー・クリントン、グウィネス・パルトロウなど、各界の著名人も絶賛のリラとエレナの世界に、この夏、ぜひ浸りきってみてください。

(N)