『リラとわたし――ナポリの物語1』
世界でシリーズ累計550万部を突破した話題作が、ついに日本に上陸!
早川書房刊
60代の作家、エレナ・グレコのもとに、長年の親友リラが失踪したという電話が入る。しかも、本人の姿がないだけではなく、まるでリラという人間などもとから存在しなかったかのように、彼女にまつわるものすべてが消えたという。
リラの家族は必死で行方を追おうとするが、エレナには、リラが自分の意思で姿を消したのだという確信があった。そしてエレナは、そんなリラに対抗するかのように、リラと自分の物語を何もかも詳細に記しはじめた……。
本好きでまじめなエレナと、ずば抜けた頭脳をもつ奔放なリラ。
戦後間もないナポリの下町を舞台に繰り広げられる、波瀾万丈な友情の物語。
イタリア、アメリカをはじめ、世界各地で大ブームを巻き起こしている「ナポリ四部作」の第一部にあたる本作では、リラとエレナの幼少期から思春期までの物語が描かれます。
著者のエレナ・フェッランテは、1943年生まれということ以外はすべて謎の作家。2016年には米TIME誌の〈世界で最も影響力のある100人〉に選ばれています。
ジュンパ・ラヒリ、ヒラリー・クリントン、グウィネス・パルトロウなど、各界の著名人も絶賛のリラとエレナの世界に、この夏、ぜひ浸りきってみてください。
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