書籍翻訳セミナー「ノンフィクション編」、
第1回ではタトル・モリ エイジェンシーの玉置真波さん、
第2回ではNHK出版の松島倫明さん、飛鳥新社の品川亮さんにご登壇いただき、
それぞれエージェント、編集者のお立場からお話をうかがいました。
10月4日(日)の第3回では、
いよいよ翻訳家の田内志文さんにお話しいただきます。
田内さんは、翻訳家、作家、スヌーカープレイヤー、翻訳会社経営者など多彩な顔をもち、どの分野でも大活躍されています。
たとえばスヌーカーでは、アジア選手権、世界選手権の日本代表をつとめられたこともあります。
作家としては、『辞書、のような物語』(大修館書店)所収の短編「レネの村の辞書」が印象的です。
オープンカーが似合う経営者でもあります(実際に緑色のオープンカーに乗っていらっしゃいます)。
翻訳家としては、フィクションからノンフィクションまで手がけられ、
カウフマン『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』、コナリー『失われたものたちの本』(ともに東京創元社)など、ご自分で原書を発掘され、出版社に企画を持ち込んで話題作を生み出すことにもたけていらっしゃいます。
SNSでの情報発信、朗読会や、読者向けのイベント「しましょう、本の話」の開催など、田内さんのご活躍ぶりを拝見していると、「熱い男」という表現が思い浮かびます。
つねに翻訳家のトップランナーとして走りつづける田内さんが
日曜日のセミナーでどんなお話をしてくださるのか、今から楽しみでなりません。
今回はいつにもまして、熱気に満ちたセミナーになりそうです。
ご期待ください。
田内さんの訳書――
左:『失われたものたちの本』(ジョン・コナリー著、田内志文訳、東京創元社、2015年9月刊)
右:『新訳 道は開ける』(D. カーネギー著、田内志文訳、角川文庫、2014年11月刊)
(S)