今年も残すところ、あと1日あまり。
12月に入り、2016年のベストミステリー作品があちこちで発表されましたが、日本の二大ミステリー雑誌ともいえる『このミステリーがすごい! 2017年版』と『ミステリマガジン』の2016年の大賞に『熊と踊れ』が選ばれました!
1990年代に実際に起きた銀行襲撃事件を題材にしたこの小説、著者のひとりステファン・トゥンベリはその犯人の実の弟。もうひとりの著者は『三秒間の死角』のアンデシュ・ルースンド。
面白くないはずがありません。文庫上下あわせて1000ページ超の大作ですが、一気読みしたという声が続出しています。
『熊と踊れ』は講談社が選ぶ「2016年文庫翻訳ミステリー・ベスト10」および「週刊文春ミステリーベスト10」のそれぞれ2位に、また「翻訳ミステリー大賞シンジケート」の2016年の大賞候補作5作品にも入っています(大賞発表は後日)。
ほかにも、弊社が翻訳をてがけたたくさんの作品が今年は話題になりました。
『ミレニアム4』は「ミステリマガジン」で9位に選ばれ、同書の著者ダヴィド・ラーゲルクランツは(ミステリー作家)新人賞にも輝きました。
『ラストウェイアウト』は「このミステリーがすごい!」の20位に、『マプチェの女』は「翻訳ミステリー大賞シンジケート」の大賞候補5作品に『熊と踊れ』とともに名を連ねています。
今年もさまざまな言語でたくさんの翻訳本を世に出すことができました。
関係者のみなさま、そして読者のみなさま、本当にありがとうございました。
それでは、よいお年をお迎えください!
(Y)