今月の新刊2冊目(2017年4月)

france 『人生を変えるレッスン』

最近、こんなことはありませんか?

・やる気がでない。
・ふとした瞬間にむなしくなる。
・わけもなくいらいらする。
・物質的には恵まれているのに、幸せだとは思えない。

ひとつでも当てはまる人は、ぜひこの本を読んでみてください!

サンマーク出版刊

サンマーク出版刊

主人公のカミーユは38歳の女性。愛する夫と息子がいて仕事も安定しているのに、なぜか自分が幸せだと思えない。
ひょんなことから出会った男性に悩みを打ち明けると、彼はこう言った。

「きみはきっと深刻な〈ルーティン症候群〉にかかっているんだ」

彼から一風変わった〈ルーティン学のメソッド〉を受けることによって、カミーユは少しずつ本来の自分を取り戻していき、毎日がどんどん明るくなっていく……。

ルーティン症候群とは? そのメソッドとは?

新しい生活がはじまる春、前向きな気持ちで一歩踏みだしたいときにぴったりの一冊です。

(K)

今月の新刊1冊目(2017年4月)

france 『うごかす!めくる! 宇宙』

今月の新刊1冊目は、『うごかす!めくる!こうじげんば』につづく、しかけ絵本シリーズ第2弾です。

パイインターナショナル刊

パイインターナショナル刊

フランスのイラストレーターによるかわいらしいイラストと、宇宙飛行士や天文学者に直接取材した本格的な内容。発売後わずか2か月で世界累計販売部数が8万部を超えた話題作です。

こちらで紹介動画をご覧になれます。

地球が丸くふくらむページも。
It’s a small world after all…と歌いたくなってきます。

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「国際宇宙ステーション」のページでは、宇宙飛行士が船外活動中!

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おとなも子どももワクワクすること請け合い。
つい何度もページをめくりたくなる、楽しい絵本です。

(N)

台湾からの到来物

taiwan 台湾のパイナップルケーキをいただきました。

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「オークラプレステージ台北」という高級ホテルで売られているものだそうで、パッケージもすてきです。

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記憶に残るおいしさでした。
ごちそうさまでした。

(S)

今月の新刊2冊目(2017年3月)

united states of america 『ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち』

2017年1月にドナルド・トランプが第45代アメリカ合衆国大統領に就任して以降、アメリカで読まれつづけている本があります。“Hillbilly Elegy: A Memoir of a Family and Culture in Crisis”は、2016年6月にアメリカで刊行され、現在でもAmazon.comで総合5位とベストセラーリストの上位にランクインしています。

その待望の邦訳版『ヒルビリー・エレジー』が、今月刊行されました。

光文社刊

光文社刊

英エコノミスト誌は本書を「2016年に出版された本のなかで、アメリカを知るためにもっとも重要な一冊」と評しています。

著者のJ・D・ヴァンスは、名門イェール大学ロースクール出身の弁護士。現在はシリコンバレーの投資会社のプリンシパルとして働いています。

失業、貧困、離婚、家庭内暴力、ドラッグが蔓延するアメリカ中西部の町で、貧しく苦しい家庭環境で育ったヴァンスは、どのようにしてアメリカンドリームを実現したのでしょうか。ドナルド・トランプの強力な支持基盤となった「ヒルビリー」とは、いったいどんな人たちなのでしょうか。貧困にあえぐ白人労働者階層の実態は?

……などなど、本書には、アメリカの現実が鮮やかに描かれています。

しかもその内容は、アメリカ人にとってさえ衝撃的なものでした。だからこそ、アメリカで一年近くもベストセラーリストの上位に名を連ねているわけです。

日本の皆さんにも、ぜひ読んでみていただきたい一冊です。

(S)

今月の新刊1冊目(2017年3月)

germany 『哲学のきほん――七日間の特別講義』

『あなたを変える七日間の哲学教室』が文庫化されました。

早川書房刊

早川書房刊

哲学ってなに?
人生の意味、道徳の正義、人間はどこまで「知る」ことができるか……。
そういった「問い」について、​1​日1テーマ、7日間かけて哲学者と対話しながら考えていく本です。

日本では「哲学」というと、小難しいもの、大学でしか学べないものと思われがちです​が、この本は、わかりやすい言葉でひとつひとつ階段を上るように「哲学的考察」に導いてくれます。

いつのまにか、ソクラテスもヴィトゲンシュタインも身近な存在に……。
まさに、楽しみながら「哲学のきほん」が学べます。​

(Y)

生活のたのしみ展

ご縁あり、ときどき翻訳でお手伝いしている「ほぼ日」さん、
3月24日~26日まで六本木ヒルズで「生活のたのしみ展」を開催しているとお知らせいただき、覗いてきました。

生活のたのしみ展_0001ふだんはほぼ日のウェブでしか買えない服、靴、食べ物……バザールのようにお店が並んでいます。
チェコのグラスや、松江と下北沢の書店がコラボしてセレクトした本など、なかなかお目にかかれないものも。

初日の夜にうかがったのですが、売り切れ商品もすでに続出。
食堂も、食べ物はすべて完売という人気ぶりでした。

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糸井さんはじめ、ほぼ日のスタッフのみなさんがおそろいのつなぎ姿でお客さんに直接対応しています。

つい最近上場して、ビジネス界でも大注目されている「ほぼ日」。
会社がどんどんビッグになっても、こういう「ぬくもり」は変わらないでほしいなあ。

(Y)

「マルセル・ブロイヤーの家具」展(東京国立近代美術館)

2017年3月3日(金)から5月7日まで、東京国立近代美術館で「マルセル・ブロイヤーの家具」展が開催されています。

展覧会図録と解説パネルの一部翻訳を担当した弊社も、オープニング前日の内覧会にうかがい、一般公開よりもひとあし先に展示を拝見してきました。

展覧会図録とチラシ

展覧会図録とチラシ

バウハウスで学び、のちに同校のマイスターにもなったマルセル・ブロイヤー(1902-81)は、建築家であると同時に、有名な「ワシリーチェア」の生みの親としても知られています。

鉄パイプを使った初めての住居用家具として高く評価されているワシリーチェアは、バウハウスで教えていた画家のワシリー・カンディンスキーのために、1920年代にデザインされた椅子だそうです。

会場では、展示作品のほか、実際にワシリーチェアに座れる体験コーナーもあります。バウハウスや家具に興味のある人には必見の展覧会です。

(S)

今月の新刊9冊目(2017年2月)

sweden_2 『制裁』

2月は短く、気がつけば月が変わってしまいました……。
遅ればせながら2月新刊の最後の作品は『制裁』です。

北欧ミステリ最高の〈ガラスの鍵賞〉を受賞した、警察小説「グレーンス警部」シリーズの第一作。
日本では2007年に出版されたのですが、版元の倒産によって絶版になっていました。
このたび、早川書房から、ファン待望の復刻版が刊行されました!

早川書房刊

早川書房刊

著者はアンデシュ・ルースルンドとベリエ・ヘルストレム。
ルースルンドといえば、昨年末に日本のミステリ関連の賞を総なめした『熊と踊れ』の作者で、『制裁』執筆当時はテレビ局のジャーナリストでした。
一方のヘルストレムは、13歳から麻薬を覚え、服役経験もあり、元囚人の社会復帰をサポートする団体の設立者。

ルースルンドは、刑務所についての番組の取材でヘルストレムと知り合いました。
ドキュメンタリー番組制作後も、二人はカフェでスウェーデンの刑務所制度や犯罪者の更生について議論しあい、ついに共著で小説を書くことに……

こうして誕生した「グレーンス警部」シリーズ、スウェーデンでは第7作まで発表されています。
日本でもミステリファンに人気の高い『三秒間の死角』はその5作目にあたります。制裁の復刻版をきっかけに、7作すべてが日本で刊行されますように!

なお、本年2月17日、ベルエ・ヘルストレムは2年間のがん闘病の末、亡くなられたそうです。とても残念です。

(Y)

仙台からの到来物

japan 仙台から、手づくりのジャムとパンが届きました。

キンカンとストリベリー

キンカンのマーマレード、ストリベリーのジャム

キンカンのマーマレードは、びっくりするようなおいしさ。
ストロベリーのジャムは、すばらしい香りと味。
市販の高級なジャムよりもおいしかったです。

ごちそうさまでした。

(S)

今月の新刊8冊目(2017年2月)

united states of america 『ドライバーレス革命――自動運転車の普及で世界はどう変わるか?』

近い将来、車は、人間並みに安全に移動できる能力を持つようになるそうです。
ドライバーレス・カー(ドライバー不要の完全自動運転車)の普及で世界はどう変わるのでしょうか。

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「すぐそこまで来ている、自動運転社会の疑問にすべて答えます!」

  • 自動運転車が走り始めるのはいつ?
  • 既存の自動車メーカーは生き残れる?
  • 自動運転車はどんな仕組みで動くのか?
  • 人の運転に比べてどの程度安全か?
  • 自動運転車産業の覇者は誰か?

……など、自動運転社会を理解するために必要な知識が、ぎゅっと詰まった一冊です。
本書を通して、あなたも近未来の世界を覗いてみませんか。

(S)