今月の新刊3冊目は、アメリカでの刊行部数が10万部超の自己啓発書です。
著者は、アメリカ海軍特殊部隊SEALsの元隊員。
SEALs退役後にクロスフィットや忍術、アシュタンガヨガの手法を組み合わせた独自の心身トレーニングメソッド”SEALFIT”を開発し、その骨子を本書にまとめました。
アメリカのエグゼクティブに人気の”SEALFIT”を、本書で紙上体験してみませんか。
SEALsの部隊トレーニングにも取り入れられているそうですから、効果は実証済み!
(S)
11月の新刊2冊目は、ロンドンを舞台にした大人の塗り絵本です。
ページをめくると、ロンドンほどランドマークにあふれる町はないことがよくわかります。
ビッグベン、バッキンガム宮殿、トラファルガー広場といった名所から、
電話ボックス、二階建てバス、ブラックキャブなど古くからのロンドン名物、
ロンドンアイ、イギリス一の高層ビルであるザ・シャード、ハリー・ポッターがホグワーツへ旅立つキングスクロス駅などの新しい名所まで、
あますところなく描かれています。
ついつい塗りたくなってしまう絵が満載!
女王様が8回、ひそかに絵のなかに出てくるそうなので、それを探すのも楽しいです。
(K)
『MISO: Healthy Japanese Cooking』
今月の1冊目は、日本で刊行されている『からだがよろこぶみそ料理』から選り抜き
みそ汁はもちろん、サラダ、肉料理、魚料理にデザートまで…。
みそをこんな料理にも使えるのか、と目からウロコです。
ちなみに英語版では、動物製品をまったく使わない料理には「Ve
紙版は市販されず、
「みその種類」や「出汁のとり方」も英語できちんと説明されてい
(N)
『壁を破る力:パフォーマンス・ブレークスルー 今そこにある限界がみるみる消える!驚異のメソッド』
この世はすべて舞台であり、
男も女も役者にすぎない。
それぞれが登場しては退場し、
生涯にいくつもの役を演じる。
――ウィリアム・シェイクスピア
歌手、女優、即興劇チームの一員として活動し、教育設計家、社会起業家としても幅広く活躍するキャシー・サリットが、「世界」という舞台で 新しい自分を演じる方法を伝授します。
「人は、『この状況や環境ではこうするのがふさわしい』と思っているやり方で行動する。必ずしも意識的ではないが、自分自身を型にはめる。
この限界をなんとかしようと、私たちは、成長し、変化し、進歩する道を切り開くアドバイスをしている
どうすれば、もっとイノベーションを起こせるか? 売り上げをのばすために何をすべきか? 大きな仕事を成功できるよう、どう手助けをしたらいいか?」(「プロローグ」より)
新しい自分を演じるヒントが満載の一冊です。
(S)
いま、「座りっぱなしの生活がいかに体に悪いか」という話題が世界中で注目を集めています。
同じカロリーをとっても、太りやすい人と太りにくい人がいるのはなぜか。
肥満症の専門家であるジェイムズ・レヴィン博士は、「その鍵は座っている時間の長さにある!」と20年前から主張してきた「座りっぱなし問題」の先駆者です。
博士によると、座りっぱなしの生活は、肥満をはじめとする生活習慣病や、さまざまな疾病のリスクを大幅に上昇させるそうです。しかも、ほかの時間にいくら運動しても、座ることの悪影響は軽減されないとか。なんとおそろしい……。
この本を読むと、何分間かに一度、椅子から立って歩きまわらずにはいられなくなるはずです。
ただ、恐ろしい内容ではあるものの、ユーモアたっぷりの語り口も本書の魅力のひとつ。
じつは、博士の説が広く認められるまでには、長い年月がかかりました。同業者から非難され、学界からもつまはじきにされる、つらい日々……。それでも博士はめげずにコツコツとデータを集め(ときにはみずから実験台になって!)研究を進めてきました。いまや、この問題の権威として各メディアにからひっぱりだこです。
博士のおもしろエピソードを読んでにやりとし、周囲に何をいわれても信念を貫こうとする姿に勇気づけられながら、貴重な健康情報を学べる。1冊で3度おいしい、お得な作品です。
(N)
今月の新刊7冊めは、『「移動」の未来』です。
ここでいう「移動」とは、ヒトとモノ、両方の動きを指します。
いまや、朝にインターネットで注文すれば、たいていのものがその日のうちに届く時代。ほんの20年前には考えられなかったようなサービスです。でも、いったい何がどうなって、こんなことが可能になったのでしょう……?
それを解き明かすのが、この本です。著者いわく、本書は「交通に関する〝推理小説〟」。ただし、目的は犯人を見つけることではなく、この世界の仕組みにスポットライトをあてること。
13の章を通し、さまざまな角度から交通と物流の「いま」と「未来」を考えます。章のタイトルがそれぞれ魅力的なので、紹介してみますね。
300万マイルの通勤/朝のベル/缶のなかの幽霊/朝のコーヒー/1週間に旅客機4機/13日の金曜日/ピザ、港、そしてバレンタイン・デー/物流レディース/エンジェルズ・ゲート/バレエの動き/最後の1マイル/交通のピーク/楽園のロボット/未来の扉
内容が思い浮かぶものから、どうやって〝移動〟と結びつくのか、想像もつかないものまで……。
すべての人の生活に密接にかかわる交通と物流。
この1冊を読めば、世界の見え方が変わるかもしれません。
(N)
前作の『世界しあわせ紀行』で幸福を追い求めて世界各地を旅をしたエリック・ワイナーが、今回は天才の地をめぐる旅に出かけます。
・ソクラテスもプラトンも、アテナイを歩き回って思索を深めた。
・レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロは、フィレンツェの路上で口論した。
・モーツァルトはウィーンの喧噪を愛し、ベートーヴェンはこの街で数十回の引っ越しをした。
きら星のごとき天才たちが、特定の時代の特定の場所に集団で現れるのはなぜか。
アテネ、杭州、フィレンツェ、エディンバラ、カルカッタ、ウィーン、シリコンバレーと、7都市を旅するユーモアとウィットあふれる思索旅行!
杭州やエディンバラなど、”天才の地”としてはあまり知られていない街も取り上げられています。たとえばエディンバラの天才たちのおかげで、
知的でニヒルな笑いにあふれ、読むと旅に出たくなる一冊です。
(K)
「大きな重圧がの しかかったとき、ある人は挫折し、ある人はうまく対処し、ある人は上手に切り抜けるだけでなく力強く成長する。この力をレジリエンスと呼ぶ」
いま、「レジリエンス(逆境力、回復力)」という概念が注目されています。
レジリエンスの原動力は何なのか、レジリエンスが欠けている人がいるのはなぜなのか、はたしてレジリエンスは強化できるのか。その秘密を50項目にわけて徹底的に解き明かしているのが本書『逆境力の秘密50 何があっても打たれ強い自分をつくる』です。
目次の一部を見てみると……
・失敗を糧に前進し、後退しない
・被害者モードから抜け出す
・過去に立ち直った経験から学ぶ
・“午前2時の声”に耳を傾けない
・もう少しだけ自分を信じる
・少しだけできるふりをする
・率直なフィードバックをもらう
・変化に正面から向き合う
・跳ね返り、元に戻る
といった項目が並んでいます。
また、各ページの下部には、何があっても対処できる力を与えてくれる名言が書かれています。
レジリエンスは、生まれ持った気質ではなく、習得し、開発し、強化することができるそうです。
仕事だけでなく、健康で幸せな生活のためにも必要なレジリエンスを、本書でぜひ手に入れてください。
(S)
「この世界はたくさんの不思議をたたえ、
私たちの気づきを、辛抱強く待っている」
今月の新刊4冊めは、早川書房刊行のノンフィクション『観察力を磨く 名画読解』です。
目という脅威の“コンピュータ”を使って、情報収集能力、思考力、判断力、伝達力、質問力をいかに向上させるか。弁護士にして美術史でもある著者のエイミー・ハーマンが、アートを分析する力を仕事に生かす方法を伝授します。
バイアスにとらわれない洞察力、重要な情報を引き出す質問力、確実に理解してもらえる伝達力、失敗しない判断力など、どれも身につけておいて損はない能力です。
FBIやCIA、ニューヨーク市警、ロンドン警視庁、アメリカ陸海軍、大手企業などで開催されているセミナーを、あなたも紙上で体験してみませんか。
(S)