コロナ終息に向けて:各国レポート「第一弾」を終えて

一昨日のスペインからの報告をもちまして、各国レポート「第一弾」は、ここでいったん終了させていただきます。

5月2日からほぼ1カ月にわたるリレー形式で、26カ国について27人の方がレポートを寄せてくださいました。

当初は弊社とかかわりのある翻訳者さんに書いていただく予定だったのですが、できるだけたくさんの国を紹介したいという思いから、大学の先生、NGOの職員の方、病院勤務の方、音楽家さん、留学生……などにも執筆をお願いすることになり、さまざまな方にご協力いただきました。

あらためて、今回ご紹介した国を列挙させていただきます。

フランス、スウェーデン、中国、ドイツ、マダガスカル、アメリカ、韓国、コロンビア、イギリス、ニュージーランド、オーストラリア、スロヴェニア、イタリア、アメリカ(ハワイ)、ポーランド、デンマーク、台湾、オランダ、マレーシア、アイルランド、バングラデシュ、チェコ、ルワンダ、トルコ、モザンビーク、ネパール、スペイン

もちろん、世界にはまだまだたくさんの国があります。今回の国々は、あくまで翻訳者さん・通訳者さんが住んでいらしたり、そのまたお知り合いがお住まいの国だったりというだけで、意図的に選んだものではありません。

それでも、これだけの国のレポートを読むと、コロナウイルスの感染の脅威にさらされていない国はいまや地球上どこにもない、ということがよくわかります。国によってこんなにも生活ぶりが違うにもかかわらず、「マスクの着用」「手洗い」「ソーシャルディスタンス」といった感染予防対策の基本はどこもまったく同じだということも……。まさしく、新型コロナウイルスとの闘いに国境はありません。

一方で、それぞれのレポートにはお国柄や国民性が表れていて、現地にいる方だからこそわかる空気感までもが伝わるレポートも多かったのではないでしょうか。また、アフリカやアジアや中南米からのレポートには、日本ではなかなか知りえない貴重な情報もたくさんありました。手探りではじめたこの企画ですが、とても意義深いものになったのではないかと思います。

あらためて、協力してくださったみなさま、お読みくださったみなさまに心から感謝いたします。

このレポート、「コロナ終息に向けて」と銘打ちましたが、ご存じのとおり、どこの国もまだまだいつ終息するかわからない状況が続いています。日本でも、緊急事態宣言が解除されてお店や学校が次々と再開していますが、解除の直後に「東京アラート」が発動され、第二波に対する警戒が強まっています、

そこで、この企画は今回で終わりにせずに、このあとも二度ぐらいにわたって、同じ国々を追いかけていこうと思っています。レポート第二弾は1~2カ月後になる予定です。第二弾をお届けするときには、どこの国でも状況がはるかに明るくなっていることを心から祈りつつ、この企画はいったんお休みに入ります。

みなさま、ありがとうございました。
ひきつづき、どうかお体にお気をつけてお過ごしください。

株式会社リベル