ノンフィクション編 いよいよ開講

明日からリベル書籍翻訳セミナー『ノンフィクション編』を開講いたします。

今回の受講者のなかにはフィクション編にいらしてくださった方も多く、弊社が講師を務める回もできるだけ「フィクションとの違い」を中心にお話するつもりです。

そして今回もまた、特別講師の方が多数ご登壇くださいます。

明日の第一回は、タトル・モリ エイジェンシーで長年ノンフィクションを担当していらっしゃる玉置真波さん。
版権エージェントからみたノンフィクション翻訳出版の現状」をお話いただきます。

ノンフィクション翻訳本を手がけている出版社の方ならまず、版権エージェント玉置さんのお名前を知らない人はほとんどいないのではないでしょうか。
数々のヒット作を扱っていらっしゃった玉置さんがセミナーや講座でお話されることはめったにないそうです。
何人もの編集者さんから「玉置さんがお話されるんですか? 聞きたいです!」と言われました。
まして、日ごろエージェントと接する機会がほとんどない翻訳者にとっては、間違いなく貴重なセミナーとなるでしょう。

弊社でもときどき、玉置さんから「よかったら大至急読んでみてください」と多言語の作品のリーディングを依頼していただくことがありますが、たしかに「売れ筋」と思えるものばかり。

「ノンフィクション」という幅広いジャンルのなかからどのように話題作を発掘するのか、またエージェントと出版社や翻訳者の関係についてなど、お聞きしたいことがたくさんあります。

どんなお話が飛び出すか、スタッフ一同、期待を胸に、今日もまだ遅くまで準備に追われています。

(Y)

 

”ノンフィクション編”

”リベル書籍翻訳セミナー2015 ノンフィクション編”の申込受付中です。

弊社(株)リベルは、本年1 月から4 月まで書籍翻訳セミナー“フィクション編” を開催し、多くの受講者からご好評をいただきました。そこで、9 月より“ノンフィクション編” を開催いたします。

今回もまた特別講師として、ノンフィクション翻訳本の出版社の編集者、第一線でご活躍の翻訳家、そして版権エージェントの担当者にご登壇いただきます。「出版の現場から」の回では、毎回2 社の編集者さんに対話形式でお話しいただきます。「翻訳の現場から」では、各翻訳家の方に体験談や現場でのエピソードをお聞きするとともに、訳例などを挙げながら具体的にアドバイスしていただく予定です。

第 1 回 09/06 特別講師 タトル・モリ エイジェンシー 玉置真波氏
第 2 回 09/20 特別講師 NHK出版 松島倫明氏 & 飛鳥新社 品川亮氏
第 3 回 10/04 特別講師 翻訳家 田内志文氏
第 4 回 10/11 特別講師 日経BP社 中川ヒロミ氏 & CCC メディアハウス 土居悦子氏
第 5 回 11/01 特別講師 翻訳家 斉藤隆央氏
第 6 回 11/15 特別講師 サンマーク出版 武田伊智朗氏 & 大和書房 長谷川恵子氏
第 7 回 11/29 特別講師 翻訳家 井口耕二氏
第 8 回 12/13 講師   株式会社リベル

詳しくはご案内用PDFをご覧ください ↓

不要な言葉 その4

書籍翻訳セミナー「フィクション編」の最後にも「不要な言葉」をたくさん紹介させていただきましたが、今回のテーマは代名詞

先日添削した課題のなかの訳文を少しアレンジしてみました。
こんなシーンです。

「どうやってこのことがわかったのですか?」
「それは、通報があったからです。そのおかげで、この家族は逃げることができました」
「その証拠はありますか?」
「この家族が送金したときの伝票を持っています。」
「そうは言っても、その金は誰のところに行ったかわからないわけですね」

読んでいると違和感ありますよね。
訳すときにこんなに代名詞だらけにはしない……とほとんどの方が思われるでしょう。
でも、課題ではこのシーンにたくさん代名詞が使われていました。
訳しているときは原文にひきずられ、こんなに代名詞だらけになっていても自分ではなかなか気づかないものなのです。

これぐらいならどうでしょう?

「どうやってわかったのですか?」
「通報があったからです。おかげで、この家族は逃げることができました」
「証拠はありますか?」
「この家族が送金したときの伝票を持っています」
「そうは言っても、その金は誰のところに行ったかわからないわけですね」

訳文のなかにこういうやりとりが出てきても、そんなに気にならないのでは?
ゲラでも赤が入らないかもしれません。

では思い切って、代名詞を全部とってみましょう。

「どうやってわかったのですか?」
「通報があったからです。おかげで、家族は逃げることができました」
「証拠はありますか?」
「家族が送金したときの伝票を持っています」
「でも、金は誰のところに行ったかわからないわけですね」

当然、この会話にいたるまでには「この家族」の話がでてくるのですから、「家族」だけでも十分通じませんか? 「その金」もしかりです。

会話にテンポをもたせたければ、もっとコンパクトにもできます。
たとえば、こんなふうに……

「どうしてわかったんです?」
「通報ですよ。おかげで、家族は逃げることができました」
「証拠は?」
「家族が送金したときの伝票があります」
「でも、結局、金の行方はわからない……」

いかがです?
ここまで来ると、セリフがとても生き生きしてきて、読んだだけで話している人の表情まで浮かんできませんか?

(Y)

遅ればせながらの課題添削

早いもので、リベル書籍翻訳セミナー「フィクション編」が終わってから3か月あまり。
セミナー後に課題添削を希望された、たくさんの受講者から6月に課題訳文が送られてきました。

英語をはじめ合計6言語。
社内外の各言語の翻訳者に添削を依頼し、すべての訳文に山本がもう一度目をとおし、講評をつけました。ようやく全員に戻せました。
課題提出者のみなさま、戻すのが遅くなり、申し訳ありませんでした!

どの言語も課題は原文で1~2ページ。
正直、言語ごとに課題は同じなのでサクッと見られるだろうと思っていたのですが、どうしてどうして、思ったよりずっと時間がかかってしまいました。

というのも、同じ課題でも、翻訳者によって文体も違えば、訳し方もそれはそれはさまざま。
当然、添削ポイントも人それぞれです。

文法的見落とし(緻密に緻密に!)
代名詞の取り違え(前後の文脈考えて!)
慣用句に気づけない(文字通り訳しておかしくない?)
ニュアンスがつかめていない(読者がそこで立ち止まりませんか?)

といった原文の解釈の問題もあれば、

原文に忠実すぎる直訳調(うう、まわりくどいです)
原文にないことを書き込んでいる(そこまでは書いてありませんが……)
過去形の羅列で単調に(現在形を取り入れてみては?)
会話が不自然(そんな話し方しませんよね?)
文章の流れが悪い(接続詞を補ってみて!)
訳語の選択(その言葉だけ浮いてません?/日本の読者がパッとわかる?/あ、それ、今は使えない言葉です……)
漢字かなづかい(新聞だったらひらがなでは?)
不要な言葉(ブログの「不要な言葉」シリーズ、好評だったのに中断していてすみません! まもなく再開します)

などなど、日本語の問題もたくさんあります。

さらには、

改行
字下げ
「 」の使い方
?や!のあとの全角アキ……

といった原稿の共通ルールの問題。

そしてもちろん

誤字脱字

などのケアレスミス。

ああ、こういう点さえ克服すればぐっとよくなるのに、という訳文がとても多かったです。
今回の添削や講評がみなさまの今後の翻訳に少しでも役立つこと願っています。

反対に、「うまいなあ!」「おっ、そう来たかあ」とこちらが感心する訳文にも何度も出会い、添削する側もとても勉強になりました。
実際、今回の課題をみて、翻訳やリーディングをお願いしようと思った方が何人もいました(実際にお願いした方も……)。

課題もそうですが、
フィクション編の受講者で弊社への登録希望された多数の方にトライアルをしていただき、すでにここ3カ月で10人以上の方に仕事を依頼しました。
それまで訳書をおもちでなかった方も、5人が単独訳や共訳でデビューされます。

いよいよ9月からは「ノンフィクション編」が始まります。
受講者のみなさまには「フィクション編」以上に充実したプログラムを提供すると同時に、ノンフィクション編もまた、たくさんの優秀な翻訳者さんに出会える機会となりますように!

(Y)

セミナー「ノンフィクション編」をご紹介いただきました

今年春の「フィクション編」で特別講師を務めてくださった文芸翻訳者の越前敏弥さんが、ご自身のブログ「翻訳百景」で、弊社書籍翻訳セミナー「ノンフィクション編」について紹介してくださいました!

翻訳百景」は翻訳者にとって役立つ情報が満載のブログで、弊社スタッフもいつも拝読しています。

越前敏弥さんのAmazon著者ページはこちらです → 越前敏弥著者ページ

 

“ノンフィクション編”

”リベル書籍翻訳セミナー2015 ノンフィクション編”の申込受付を開始しました。

今回もまた特別講師として、ノンフィクション翻訳本の出版社の編集者、第一線でご活躍の翻訳家、そして版権エージェントの担当者にご登壇いただきます。「出版の現場から」の回では、毎回2 社の編集者さんに対話形式でお話しいただきます。「翻訳の現場から」では、各翻訳家の方に体験談や現場でのエピソードをお聞きするとともに、訳例などを挙げながら具体的にアドバイスしていただく予定です。

詳しくは弊社ホームページをご覧ください→ http://liber-ltd.com/

定員になり次第締め切りますので、ご興味ある方はお早めにお申し込みください。

お問い合わせ→ CONTACT

きっと役立ちます(第8回セミナー)

1月に始まった「リベル書籍翻訳セミナー2015 フィクション編」も残すところあと1回。

前回は、イタリア語翻訳家の関口栄子さん、スペイン語・英語翻訳家の宮崎真紀さんにご登壇いただき、デビューのきっかけ、子育て中の苦労話、書籍翻訳という仕事の魅力、多言語翻訳の特徴などについて、本音で語っていただきました。
多言語の方はもとより、英語の翻訳家をめざしている受講者の方々からも「勇気づけられました」「共感しました」という声がたくさん集まりました。

さて最終回は、リベルスタッフが講師を務め、翻訳・トライアル・リーディングの実践的なアドバイスをいたします。

まずは、リーディングについての続編です。

そのあとは「原稿作成のコツ」

送られてきた原書には書き込みをしていい?
原稿は横書き? 縦書き?
数字は漢数字? 算用数字?
訳注はどこに入れたらいい?
などなど……
原稿作成時の具体的な注意事項をまとめてお話しします。
こういうふうにしてくれると出版社や翻訳会社は助かる、
こんなふうだと嫌がられる、
といった具体的なポイントもお知らせしましょう。

続いては「書籍翻訳者の資質」

毎日たくさんの原稿を見ていると、
書籍翻訳に必要不可欠な要素は何かを痛感し、
翻訳者にはいくつかのタイプがあることがわかります。
自分に欠けているのはどの要素?
自分はどのタイプの翻訳者?
それを自覚するだけでも、訳文を客観的に見られるようになり、
翻訳のクオリティが高まります。

そして「トライアルで選ばれるための決め手」

どういう訳文は落とされる?
最後のひとりになる決め手は何?
選ぶ側はどこを見ているのかを説明し、
さらに、以前このブログでも紹介した「不要な言葉」など、
翻訳者が使いたがるNG表現を挙げてみます。

リベル総力を挙げての実践的アドバイス。
次に翻訳やトライアルの機会があったとき、きっとお役に立つと思います!

(Y)

女性そして多言語(第7回セミナー)

第6回セミナーは、文芸翻訳家の越前敏弥さんが主に「翻訳家の心得」についてお話くださいました。
とても深いご指摘が多く、我々スタッフ一同も思わず居住まいを正したくなりました。

さて、明日の第7回は、イタリア語翻訳家の関口英子さんと、スペイン語・英語翻訳家の宮崎真紀さんにご登場いただきます。

関口英子さんは、児童書、文芸、ノンフィクション、映画字幕と幅広くイタリア語翻訳を手がけていらっしゃいます。光文社古典新訳の訳書も何冊かおもちで、昨年11月には第一回須賀敦子翻訳賞を受賞されました。

月を見つけたチャウラ関口さんとは、リベル設立当時に知り合いました。
まだ会社の体もなしていない頃でしたが、多言語の翻訳者が集まった翻訳会社というコンセプトにとても興味をもってくださいました。
これまで弊社から直接翻訳を依頼はしていませんが、私が児童書を訳すときにアドバイスをいただいたり、最近ではイタリア語の翻訳者さんを紹介していただいたり、いろいろな場面でお世話になってきました。
訳書の素晴らしさはもとより、お人柄やお話しぶりから、一作一作を実に深く丁寧に翻訳されているのだろうなあといつも思います。私が尊敬する翻訳家さんのひとりです。

一方の宮崎真紀さんは、スペイン語・英語の翻訳家としてたくさんの訳書をお持ちです(アマゾンで検索しただけでも60~70点)。
弊社では、2005年に『海を飛ぶ夢』という映画の原作本の翻訳をお願いして以来、スペイン語の文芸、ミステリー、ノンフィクション、さらには英語の文芸、ノンフィクションなどを20点以上依頼してきました(いまも、緊急出版といえる大作をお願いしていて、睡眠不足の毎日なのではないかと思います……)

ネルーダ事件

歴史を背景とした重厚なミステリーなどを宮崎さんが訳されると、ゲラを読んでいても、思わず読者としてその世界に引き込まれ、夢中になります。そして、同じ翻訳者として「うまいなあ~」とうなってしまうことしきりです。

そんなお二人にセミナー講師をお願いした理由は、英語以外の書籍翻訳家の現状を知りたかったことと、もうひとつは、第一線でご活躍の「女性」翻訳家のお話をうかがいたかったからです。

弊社に登録している翻訳者も圧倒的に女性が多く、今回のセミナーの受講者も8割以上が女性です。

先日、翻訳関連のある記事の中で書かせていただきましたが、翻訳という仕事は性別・年齢・キャリアが問われず、出来上がった仕事のクオリティで評価されるというところがひとつの魅力です。
とはいえ、女性の場合、結婚・出産・子育てなどのために仕事を中断せざるをえない時期があったり、翻訳時間がなかなかとれずにせっかく依頼された仕事も断らなければならないといった状況になることも多いのではないでしょうか。
お二人からは、そうした制約の中でどのように仕事を続けていらしたのかといったお話も聞けるではないかと期待しています。

僭越ながら、同じく英語以外の翻訳者でもある私が司会を務めさせていただきます。
いろいろな言語の女性翻訳者たちの本音トークをお楽しみに!

(Y)

憧れ(第6回セミナー)

早いもので「リベル書籍翻訳セミナー フィクション編」もあと3回です。

前回は、フリー編集者の小都一郎さんが、翻訳本の編集の現場について、また光文社古典新訳文庫の編集の奥深さなどについてお話ししてくださり、セミナー終了後も受講者から多数の追加質問が寄せられました。

さて、明日は第6回、講師は文芸翻訳家・越前敏弥さんです。

ちょうど一年前、弊社が翻訳を手がけたスウェーデンミステリー『三秒間の死角』が、翻訳ミステリー大賞シンジケートの2013年度『翻訳ミステリー読者賞』を受賞しました。

三秒間の死角訳者のヘレンハルメさんがスウェーデン在住のため、弊社が代理で授賞式に出席。
このとき、シンジケートの事務局を務めていらっしゃった越前さんと初めてお会いしました。

そして、昨年11月。
今度は越前さんが主催されている翻訳百景ミニイベントのゲストにヘレンハルメさんが呼ばれ、彼女の書籍翻訳デビューからずっといっしょに仕事をしてきた翻訳会社の代表として私も彼女の傍らで少しお話しさせていただきました。

越前さんといえば、あの『ダ・ヴィンチ・コード』の訳者。
その後も話題作をたくさん訳され、日本のミステリー翻訳家のまさしくトップランナー。
多くの翻訳者の憧れの存在です。

ダ・ヴィンチ・コードどんな方かな~と常日頃思っていたのですが、
お会いしてみると、
昭和の文士を思わせる風貌に貫禄ある落ち着いたお話しぶり。
う~む、イメージどおりの「大物」オーラ……

翻訳家としてもさぞやお忙しいと思うのですが、
翻訳ミステリー大賞シンジケートでは翻訳家と読者をつなぎ、
翻訳講座の講師を務められたり、翻訳イベントを主催されたりと、
後進の育成にも時間とエネルギーを費やしていらっしゃると知りました。

ああ、うちのセミナーでも講師としてお話しいただけないかなあ……
と恐る恐る声をかけたら、なんと快諾してくださったのです!

前回のセミナーにもいらしていただき、
翻訳には英語力と日本語力のどちらが重要か?
原書、翻訳書、日本人作者の本のうち、どれをたくさん読むべきだと思いますか?
といった想定質問に答えるという形で受講者たちに事前に「心得」を配ってくださった越前さん。

明日は、
「翻訳者は何ができるか、何をすべきか」10か条
を中心に、
名翻訳家ならではの貴重なお話が聞けるのではないかと思います。

スタッフ一同も楽しみにしています!

(Y)

情熱(第5回セミナー)

全8回の書籍翻訳セミナー(フィクション編)も前回で第4回目を終えました。
前半は山本知子がリーディングのコツについてお話しし、
後半はイングリッシュ・エージェンシーの服部航平さんが翻訳版権エージェントからみた翻訳出版について語ってくださいました。
後半はとくに、エージェントさんから直接お話をうかがうという貴重な機会となりました。

明日は第5回。
フリーランス編集者の小都一郎さんが「編集者と翻訳者」と題してお話ししてくださいます。

小都さんは、早川書房でおもにノンフィクション書籍の編集を100冊以上手がけられ、その後、フリーランス編集者として独立。2011年からは光文社翻訳編集部で古典新訳文庫の編集も担当されています。

ノンフィクションからフィクションまでお仕事の幅が広く、これまで数多くの出版社とかかわられてきた小都さん。音楽好きで、子煩悩な小都さん。独特の風貌で、一度お会いしたら忘れられない小都さん……。

そんな小都さんとお話しをしていると、本づくりにかける情熱が並々ならぬことがわかります。
たとえば光文社古典新訳文庫のウェブサイトを訪れてみると、その一端に触れることができます。

「担当編集者が激推しする『すばらしい新世界』のすばらしい世界」
http://www.kotensinyaku.jp/archives/2013/06/006245.html

小都さんが『すばらしい新世界』の編集にかかわられたことを知ったのは、この本の読みどころを書き込んだ「コメンタリー版」を制作して販促用に書店においてもらったと、小都さんご自身がインターネット上で発言されていたことがきっかけでした。
どうしてもそれを見たくなり、書店に出向いて手に取ってみると、それがなんとも「すばらしい」のです。現物をお目にかけられないのが残念ですが、それはもう、編集者の情熱がつまったひとつの作品でした! 一冊の本にここまで力を注ぐ編集者さんがいるのかと、一介の翻訳者として驚いた記憶が今でも鮮明に残っています。

日本翻訳連盟の『日本翻訳ジャーナル』でも、小都さんが書かれた記事を拝読できます。
「翻訳書の編集は『生業』であり『使命』」
http://journal.jtf.jp/column18/id=167

弊社では、『ライス回顧録 ホワイトハウス 激動の2920日』『世界で最もクリエイティブな国デンマークに学ぶ 発想力の鍛え方』『Global Agenda Turning Points 2015』でお仕事をご一緒させていただいています。

ライス回顧録明日のセミナーでは、本づくりにかける小都さんの熱い語りを直接聞くことができると思うと、今から楽しみでなりません。どうぞご期待ください!

(S)