今月の新刊5冊目(2017年12月)

sweden_2 『ミレニアム5 復讐の炎を吐く女(上・下)』

全世界で9000万部突破。
今世紀最高のミステリシリーズと言われるスウェーデン・ミステリ「ミレニアム」。待望の第5弾です。

早川書房刊

早川書房刊

第4巻では、なかなかその姿を見せなかった主人公リスベットですが、この巻では初っ端から登場します。
しかも、刑務所に収監されているのです。
そこではベニートという囚人が看守までをも支配し、バングラデシュ出身の若くて美しい女囚に毎日のように暴行を加えている……

ストーリーのそんな冒頭を聞いただけで、ミレニアムファンは先が読みたくてたまらなくなるはず。
そして、ついにドラゴン・タトゥーの秘密をはじめ、リスベットの過去のいくつかの謎も明らかになります。

第4巻からスティーグ・ラーソンのあとを受け継いだラーゲル・クランツ。
クランツのミステリ作家としての力量がほんものであったことが見事に証明されているといえるでしょう。

(Y)

今月の新刊4冊目(2017年12月)

united states of america トランジションネジメント――組織の転機を活かすために』

組織は絶えず変化の波にさらされています。その波のなかで組織をどのように運営すればいいのか。ウィリアム・ブリッジズの「トランジション理論」と、それに基づく戦略で問題解決の道筋を示すのが本書です。

パンローリング刊

パンローリング刊

トランジション(転機)は3段階で成り立っている、と著者は言います。
「終わり → ニュートラルゾーン → 新たな始まり」です。

この変化の過程で、いかに従業員のやる気を維持し、古いやり方を手放すよう促し、新しい環境を受け入れられるように後押しすべきなのか。
本書には、その答えが段階的かつ実践的に示されています。

本書が伝えるトランジションマネジメントのスキルを磨けば、自信を持って行動し、明瞭に意思を伝え、この人になら安心してついていけると思わせるリーダーシップを発揮できるようになるはずです!

(P)

今月の新刊2冊目、3冊目(2017年12月)

united states of america けずってスクラッチアート『ひみつの森でかくれんぼ』『ゆらゆら海でかくれんぼ』

「大人の塗り絵」に続いてブームになるのではと最近注目を集めている「スクラッチアート」をご存知でしょうか。

スクラッチアートとは、「塗る」のではなく「削る」と絵があらわれてくる、新感覚の「お絵かき」です。本に付属のペンで黒いスクラッチ面を削るだけで美しい絵があらわれます。

河出書房新社刊

河出書房新社刊

『ひみつの森でかくれんぼ』には鳥やきつね、カエルなどの動物が、『ゆらゆら海でかくれんぼ』には魚や珊瑚礁が隠れていて、削ると色鮮やかに浮かび上がってきます。

河出書房新社刊

河出書房新社刊

輪郭線に沿って削るだけですてきな絵ができあがるので、大人はもちろん、小さな子どもでも楽しめます。

年末年始にお子さまと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

(I)

今月の新刊1冊目(2017年12月)

germany 『ローダンNEO 6 ツインズ』

〈ローダンNEO〉シリーズの第6巻が刊行されました。

早川書房刊

早川書房刊

ホーマー・G・アダムスに集められたミュータントたちは、ゴビ砂漠のペリー・ローダンの元に向かう計画を進めます。

しかし、ローダンのいるエネルギーシールドは中国軍に包囲されていて、入ることはもちろん近づくこともできません。さらに、中国軍はただでさえ苦しい状況にあるローダン陣営に対して、追い打ちをかけるような行動に……

はたしてミュータントたちはローダンを助けることができるのか……

シーズン1も終盤に近づき、これまで謎に包まれていたさまざまなことが徐々に明らかになっていきます。緻密に作られた壮大な物語の全貌が見えてくるのが今から楽しみです!

(I)

今月の新刊6冊目(2017年11月)

sweden 『ボックス21』

ルースルンドとヘルンストレムの「グレーンス警部」シリーズの復刻版、『制裁』に続く第二弾です。

冷夏のストックホルム、アパートの一室で意識不明の売春婦が発見される。
同日、ヘロイン依存症の男が覚醒剤に洗剤を混ぜて売り、マフィアの怒りを買う。
翌日、ふたりの軌跡がストックホルム南病院で交わる……。

早川書房刊

早川書房刊

〈ラゴム〉や〈ヒュッゲ〉で、世界一幸せな生活を送っていると思われている北欧の人々。
それが北欧の表の顔なら、裏には北欧ならではの深刻な社会問題が……。

ストーリーを楽しみながら、重苦しい北欧社会の実態がこれでもかこれでもかと迫ってきます。
ジャーナリストと元服役囚という組み合わせだからこそ、ここまで描けるのかもしれません。

(Y)

今月の新刊5冊目(2017年11月)

france 『とびだす まなべる せかいのいきもの』

生き物とひと口にいっても、場所によっていろいろ。

日本で思い浮かぶのは、せいぜいが山、森、海の生物ぐらいですが、世界じゅうをみてみると、サバンナ、ジャングル、砂漠、深海といった極限の環境にも、じつにいろいろな生き物がいます。

ああ刊

パイ インターナショナル刊

ページをめぐると、そんな場所ごとに、動物、鳥、虫、魚たちがとびだしてきます。

北極のシロフクロウ、ジャングルのタランチュラ、砂漠のオリックス・・・・・・、めずらしい生き物にもたくさん出会えます!

とにかく、絵がかわいくて、色がきれい(フランスっぽい!)。

クリスマスプレゼントにいかがですか?

​(Y)

ノンフィクション翻訳本 今年の3冊

毎年、この時期になると、ノンフィクション出版に携わる編集者さん、翻訳者さん、エージェントさんが集まる、「ノンフィクション出版翻訳忘年会」が開かれます。

参加者たちの投票で、今年出版されたノンフィクションの翻訳本から「翻訳者・編集者・エージェント おすすめの『今年の3冊』」が選ばれ、その席で発表されます。

そして、今年は、弊社が翻訳を手がけた『ヒルビリー・エレジー』が堂々の1位に選ばれました!

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トランプ大統領誕生を裏で支えた「ヒルビリー」たちの実態を描いたこの作品、大統領就任後できるだけ早く刊行すべく、昨年のいまごろから年始にかけて、翻訳者たちは、年末年始返上でがんばっていましたっけ。

​ご担当編集者さんをはじめとする版元さん、書店さん、そして書評を書いてくださった方々のおかげで、たくさんの方に読まれ、こ​のような​名誉にあずかることもできました。

あらためて、お世話になった方々、そして今回投票してくださった方々に心から感謝いたします!

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(Y)​

今月の新刊4冊目(2017年11月)

germany 『ローダンNEO 5 ミュータント』

ローダンNEO〉シリーズの第5巻『ミュータント』が刊行されました。

早川書房刊

早川書房刊

月から帰還した《スターダスト》は中国軍の砲撃に遭います。操縦するブルはなんとか助かりますが、《スターダスト》は破壊されてしまい、ローダン陣営はますます不利な状況に……

そんな緊迫した場面から始まる本作ですが、タイトルのとおり、ミュータント(異能者)が多く登場します。そして今回はなんと、第1巻から登場して重要な役を演じるシドの過去が明らかになります!

さらに、シドの過去の物語には、療養中のクレストの物語にも登場する、ある人物が現れ……

ひとつの物語から新たな物語が生まれ、別の物語につながっていく。そんな流れに身を任せながら、どんどん読み進めたくなるシリーズです

今後の展開に期待が高まります。

(I)

今月の新刊3冊目(2017年11月)

united states of america 『Hit Refresh(ヒット リフレッシュ)――マイクロソフト再興とテクノロジーの未来』

マイクロソフトの第3代最高経営責任者(CEO)、サティア・ナデラによる注目の著作です。

日経BP刊

日経BP刊

インド出身のサティア・ナデラは、21歳の誕生日に渡米し、大学院で情報科学の修士号を取得。その後、シリコンバレーを経て、1992年にマイクロソフトに入社。以降、さまざまな製品やイノベーションを主導してきました。

哲学的信念と「共感」経営でマイクロソフトを復活させたインド人CEO、サティア・ナデラとはどんな人物なのでしょうか。

その答えが本書にあります。
この機会にぜひご一読を。

ビル・ゲイツによる序文つきです。

(P)